貯金と貯蓄を増やすコツ【当たり前だけど重要】

給料は上がらないけど、生活費はどんどん上がる。生活が徐々に苦しくなって、現代はとても大変な時代ですよね。
きっと多くの方の悩みが、「支出が多くて貯金が増えない」という悩みでしょうか。これは誰でも悩ましい問題です。
そこで、今回は「貯金の増やし方」と「貯蓄の増やし方」についてご紹介。今日から少しずつ、実践してみてはいかがでしょうか。
Contents
「貯金」と「貯蓄」の違い
そもそも、「貯金」と「貯蓄」の違いは何でしょうか。
- 貯金とは 銀行などに預金する文字通り貯めたお金
- 貯蓄とは 貯金を含め、金融商品(株式や投資信託)、土地、保険などの金融資産全般
貯金よりも、貯蓄のほうが幅広い資産を対象としている点が異なります。
まずは、貯金を増やすことから始めましょう。そして、ゆとりが出てきたら、徐々に金融資産を増やしていくことができます。
年代別の貯蓄額平均
同じ年代の人たちの平均貯蓄額、気になりますよね。
- 29歳以下:154万8千円
- 30~39歳:404万1千円
- 40~49歳:652万7千円
- 50~59歳:1,051万2千円
- 60~69歳:1,339万4千円
- 70歳以上:1,263万5千円
もちろん、これはあくまで「平均」です。「え?こんなに貯金しているの?」と思わなくてもOK。なぜなら、全世帯で「貯蓄なし」が14.9%あるというのですから。
つまり、一部の富裕層の貯蓄額で、平均値がわりと高めになっている、ということです。
貯金を増やすコツ
ではまず、「貯金」を増やすコツについて一緒に考えてみましょう。
ステップ1 支出を減らす
まず一つ目は、「支出を減らす」ことから始めましょう。
そのために大事なのは、
- 家計簿をつける
- 毎月どれくらいの支出なのかを把握する
事です。意外とできないのが、これ。
最近は、スマホなどで家計簿を手軽につけられるアプリがたくさんあります。使いやすいものでOKなので、まずは毎月の支出を管理するようにしましょう。
次に、支出で減らせそうなところはどこか、探してみましょう。結構、無駄使いが多い項目があるかもしれません。
- 固定費を削減する
- 飲み会などの交友費を削減する
- 保険料を削減する
固定費を削減する方法に、「格安スマホにする」や「格安SIMに変える」といったものがあります。毎月の携帯電話代がかなりお得になるので、おすすめ。
ステップ2 毎月一定額を積み立てる
支出を管理することができたら、次は「毎月一定額を積み立てる」ことを目標にしてみましょう。
- 毎月一定額を、貯金用口座に貯金する
- 給与が振り込まれたら、貯金用口座に自動で振り込めるように設定する
このような工夫ができます。無理のない範囲で、毎月の貯蓄額を決めてみましょう。
徐々に貯金が増えてきたら、支出をさらに抑えられないか考えてみましょう。毎月の積立額を引き上げることができるかもしれません。
ステップ3 収入を増やす
そして、支出を抑え、毎月貯金をすることに加え、「収入を増やす」こともできます。
とは言っても、勤め先に直接交渉するのではなく、在宅で行える仕事を探してみることがおすすめです。
例えば、パソコン一つで作業可能な案件や、ブログ記事などを作成するライターの仕事など、様々な在宅ワークが存在しています。
どのように行えるかというと、クラウドソーシングというシステムを利用する方法が最も一般的です。パソコン一つあれば、在宅で仕事をすることが可能。
クラウドワークスやランサーズといったサービスが有名です。
あなたにもできるような在宅ワークが、見つかるかもしれませんよ。
金融資産を増やす
次に、金融資産を増やす方法、つまり「貯蓄」を増やす方法です。
とはいっても、いきなり株式投資するには資金が少なかったり、リスクがあってなかなか手が出せないかもしれません。
そんな、投資などの資産運用初心者にお勧めなのが、「つみたてNISA」です。
つみたてNISAがおすすめな理由
つみたてNISAは、2018年度から始まった「小額投資非課税制度(NISA)」の「積立型投資信託」のことです。
つみたてNISAは「年間40万円までの投資額を限度に、税金を非課税とする」商品です。1年間で40万円まで投資したとしても、利益に課税されることはありません。
しかも、積立額は小額からはじめられ(100円から)、積立する間隔も1か月単位から1週間単位など、自由に設定することが可能です。
※つみたてNISAは、個人1人に対して1口座のみと定められています。おすすめは楽天証券やSBI証券など。そのほかでも口座は作れます。
また、投資信託とは資金を投資ファンドに預けて運用を任せる制度です。株式トレードのように、自分で売買をする必要はありません。
つみたてNISAは長期運用が大切
つみたてNISAのファンドの多くが、「株式平均」に向けて投資します。これをインデックス投資と言ったりします。たとえば、国内で言えば「日経平均株価」、外国でいえば「S&P500」や「ニューヨークダウ」といった株式平均があります。
インデックス投資は株価平均への投資ですから、投資したからと言って必ずしも資金が増え続けるということはありません。むしろ、増えたり減ったりを繰り返していきます。
一定額を毎月積み立てることのメリットは、「株価が安い時には多めに、高い時には少なめに購入できる」点です。分散して資金を投じることによって、リスクを減らすことにも貢献するのです。
つみたてNISAは、運用期間を10年以上行うことを前提として行っていくとよいでしょう。初めは小額から、徐々に積立額を上げていくことで、資産を効率よく運用することができます。
まとめ
では以上の記事を簡単にまとめてみましょう。
- 貯金を増やすために まずは家計簿をつけることから
- 無駄な支出を抑え、毎月貯金する金額を確保しよう
- 貯金できるようになったら、つみたてNISAで資産運用してみよう
消費税が上がり、給与は上がらないため生活をしていくのが困難になりつつある現在。だからこそ、支出を見直して貯蓄を増やしていきたいですよね。
まずは家計簿の見直しからしてみましょう。そして毎月少額でもいいので、貯金してみるといいかもしれません。少しずつ、貯蓄を増やしていけたらいいですね。