【食品添加物】特集④ みんな大好き「カレー」「シチュー」 実は「味覚破壊」の添加物がたくさん… 

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私たち一人ひとりが必ず行う「食事」。
何を食べるか、何を飲むか、これってとても重要なんです。
普段食べているものを見直すことで、あなたの人生が変わります。それくらい大切です。
今回は、みんなが大好き「カレー」「シチュー」など、身近に存在するおいしい食品に潜む危険な食品添加物について考えてみましょう。

これを知ると、今夜の食品について、ちょっと考えてしまうかも…

味覚破壊トリオとは?

加工食品ジャーナリストである、中戸川貢さんは、このように語ります。

「タンパク加水分解物と化学調味料と酵母エキス。この3つは人工的なうまみ調味料で、私は“味覚破壊トリオ”と呼んでいます」(デイリー新潮)

味覚破壊トリオ…なんだか強烈なネーミングですが、そのように呼ぶのには理由があるようです。それぞれどんなものなのか、取り上げてみたいと思います。

たんぱく加水分解物とは?

まず、たんぱく加水分解物とは何なのでしょうか。

それは、様々なアミノ酸を主成分とし、加工食品の調味目的で使用される調味料のことです。分類上は「食品」で、食品添加物ではありません。

ここで、「加水分解」という製法はどういったものなのでしょうか。

加水分解とは、「水の作用により分子が分解する反応」のことを言います。「たんぱく」を含んだ原料(肉や魚の加工で残った部分:以下「たんぱく加水分解物 WHOも「安全設定が許容できない」を参照)や大豆、小麦などを加水分解すると、アミノ酸が得られます。この時に「塩酸」を用いて加水分解する方法が一般的です。(この生成過程で、発がん性物質が発生することがわかっています。)

このアミノ酸が、食品の「うまみ」を作るのです。一般的な加工食品といわれるものには大抵、たんぱく加水分解物が含まれています。



化学調味料ってどんなもの?

化学調味料は、今では「うまみ調味料」と言われています。化学調味料といわれると、なんだか体に悪そうなイメージがありますが、「うまみ」と言われれば、どこか安心感があるのも事実。

化学調味料の主成分はグルタミン酸ナトリウムです。人の味覚でうまみを感じさせることのできる成分です。

明治42年に、「味の素」という商品によって、このグルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料が発売されました。今でもよく見かけますよね。原材料名の中では、「調味料(アミノ酸等)」と表記されます。

当時のうま味調味料の製法は、小麦に含まれるグルテンを取り出してから、塩酸水酸化ナトリウムなどで化学処理をするものでした。しかし、コストがかかってしまうため、現在では以下のように製造しています:

  1. 石油を精製し、プロピレンを取り出す
  2. プロピレンからアクリロニトリルを精製する
  3. アクリロニトリルを化学処理し、グルタミン酸ナトリウムを精製する

…なるほど、うまみ成分が最終的には作り出されました。でも、出発点が違っています。自然由来のグルテンから作り出す以前の方法から、工業製品である石油へと変化しているのです。この製造の過程において、不純物が混じってしまうのですが、これにはタールといった発がん性物質も含まれます。

出典:biz-journal.jp/2016/04/post_14637.html

このグルタミン酸ナトリウムにはいくつかの害があると報告されているようなのですが、その一つが「味覚飽和」というもの。グルタミン酸ナトリウムはある一定量を超えると、味の濃さが一定になってしまいます。ですので、気づかないうちに大量に摂取してしまう、という危険性があるのです。

酵母エキスとは?

酵母エキスは、化学調味料と同じく、加工食品にうまみを持たせる役割があります。分類上は「食品」で、食品添加物ではありません。

酵母は、菌類の一種で、単細胞の真核生物です。

その栄養価は優秀で、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンDや葉酸などをとても多く含み、優れた発酵食品として注目されています。

出典:https://www.tontonshop.com/page/67

一方で酵母エキスは、酵母を原料として抽出、エキス化したもので、主にビール製造の過程で出る酵母の残りカスを用いて作られていました。

しかし、このように製造した酵母では「うまみ成分」が足りないため、現在では「酵母エキス目的の酵母」が遺伝子組み換え操作によって製造され、グルタミン酸ナトリウムや肉汁などの培養液によって培養されています。

よって、酵母エキスは自然界には存在しない、不自然なものであると言えます。



味覚破壊トリオを含む食品表示一例

「無添加」を売りにするふりかけの原材料名を見てみると…

入ってましたね、たんぱく加水分解物、酵母エキス。

これもよく知っていますね、「フジッコ」の佃煮。

しっかりとたんぱく加水分解物が入っています。

パスタソースには…

なるほどなるほど、確かに味覚破壊トリオが濃厚なソースです…

調べればまだまだたくさんあります。

味覚障害によって子どもが成人病になるケースも

加工食品ジャーナリストの中戸川さんはデイリー新潮の記事の中で次のようにコメントしています。

このトリオの中のたんぱく加水分解物と酵母エキスは国の規定では添加物でなく“食品”という扱いになっているため、表示義務はありません。これらを使うとうまみとコクが増すため、多くのレトルト食品などで使用されていますが、あまりにうまみが強いため、これに慣れると濃い味付けでなければ満足できなくなってしまい、味覚障害を起こすことがあります

幼少の頃から濃い味付けのレトルト食品に慣れ親しんだ子どもたちの場合が特に深刻。小学生の2割から3割が味覚障害になっているという見方もあります

さらに、

味覚障害がなぜ健康被害に繋がるのかと言うと、濃い味付け、特に塩分に関して鈍感になり、ついつい塩分を摂りすぎてしまうからです。塩分の摂りすぎは、高血圧になり、腎臓疾患、不整脈などの心臓疾患にかかるリスクを増大させます。最近、成人病にかかる子どもが増えているのは、味覚障害が一因になっている、と私は考えています

と、味覚破壊トリオの危険性について警鐘を鳴らしています。

デイリー新潮の記事では、以下のように、味覚破壊トリオを含む危険な商品についてリストを公表。

みんなが大好きなカレー、シチュー、パスタソースなど、多くの加工食品にこれらが含まれているようです。なんだか恐ろしい…

たんぱく加水分解物 WHOも「安全設定が許容できない」

さらにその記事では、「加工食品診断士協会」代表理事の安部司さんが以下のようにコメントしています。

たんぱく加水分解物とは総称で、正確には、液体状のアミノ酸液と粉末状のタンパク加水分解物に分けられます。前者は安い醤油やソースに使用され、この液体状のものを粉末状にして使いやすくしたものが後者、ということになります

ちなみに使用されているタンパク質には植物性と動物性があり、前者は大豆など、後者は魚や肉などの可食部分を使用します。ただし、大豆の場合、安い遺伝子組み換えの脱脂大豆が使われることが多いし、魚や肉の場合、他の用途に使われなかったくず肉などの残渣(ざんさ)部分、あるいは煮汁の残りなどが使われます

その最大の問題は、原料に塩酸を反応させる過程でクロロプロパノール類と呼ばれる塩素化合物が発生することです。この物質には発がん性が認められていて、WHO(世界保健機関)も“安全許容が設定できない”と表明、事実上、摂取すべきではない、と言っているのです

…たんぱく加水分解物の製造法もおぞましいですが、WHOも摂取すべきでないと言っている以上、積極的に食べたいとは思いません。

最後に、「食べてはいけない加工肉について」のリスト。味覚破壊トリオだけでなく、その他の食品添加物が含まれる加工食品が載せられています。

★つき:亜硝酸Na、ソルビン酸、リン酸塩、たんぱく加水分解物、化学調味料、酵母エキス

■つき:赤色102号(石油由来のタールを原料とする着色料)

やはり、口にする食品についてはよく考えて摂取したいものです。自分の体は自分で守るという意識が必要でしょうか。加工食品を口にする際、裏に記載の「原材料名」をよくチェックしてみることをお勧めします。これら「味覚破壊トリオ」は意外なほど、多くのものに含まれていることがお分かりいただけると思います。