池江璃花子選手が白血病を公表

2月12日に、競泳女子でアジア大会6冠を記録した、池江璃花子選手が自身のツイッターで、白血病であることを告白し、日本中に衝撃が走りました。
以下が、池江選手のツイートになります。
ご報告です。 pic.twitter.com/zP2ykLRgCD
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) 2019年2月12日
池江選手自身も、信じられないといった心境。同時に、治療に専念して、必ず競技に戻るという意思も感じられるツイートでした。
年始から感じていた異変 「疲れの抜けが遅く」
2019年は、1月13日に東京都で行われた「三菱養和スプリント」が初レースでした。
100メートルバタフライでは、1分00秒41というタイムで、自己ベストである56秒08に比べかなり差のあるタイムで、その後に出場予定だった200メートル自由形は棄権することに。
レース後には
「自分でもびっくりするくらいタイムが遅かった」
「体のだるさを感じることが多くなっている。去年に比べるとだいぶ疲れの抜けが遅くなっている」
と話していました。
池江選手自身はこの時、疲労が原因であろうと考えていたようです。昨年の大みそかには紅白歌合戦の審査員として活躍し、年明けも表彰式の出席など多忙を極めていたためです。
しかし、指導する三木コーチは
「今まで自分が調子悪かったときは1、2日で治っていることが多かったが、長引いているのは心配」
と、池江選手の体調を不安視していたといいます。
白血病とはどんな病気
池江選手が発症した「白血病」は、血液のがんと言われる病気です。
国立がんセンターによると、1年間にがんと診断される15~19歳で約900人(男子500人、女子400人)、がんの種別では15~19歳で白血病が24%で最も多いといいます。
血液細胞には赤血球、白血球、血小板があり、これらの血液細胞が骨髄で作られる過程で、がんが発症します。がん化した細胞は骨髄内で増殖し、骨髄を占拠。
結果、正常な血液細胞が減少し、貧血、免疫系の働きの低下、脾臓の肥大などの症状が現れます。
白血病の治療法は薬物療法と移殖糧法があります。薬物療法には分子標的治療薬、化学療法、インターフェロン‐α療法があり、白血病細胞を減少させ、症状を抑えます。
また、移殖糧法には造血幹細胞移植というものがあり、健康な造血幹細胞を移植して、造血機能を回復させるという治療法です。
白血病を完治させるのは一般的に難しいとされています。完治させるための唯一の治療法は造血幹細胞移植であるといわれ、症状に合わせてその他の理療を用いていきます。
渡辺謙さんも 世間からの反応「祈っています」
このニュースに、世間から大きな反応が起こっています。
俳優の渡辺謙さんは自身のツイッターで以下のように述べています。
#池江璃花子、さんのニュースを目にしました。僕も同じ病気を経験しました。何故今自分がと絶望感に苛まれているのではないかと思います。どんな状況かは分かりませんが、今の医学を信じ、自分の生命力を信じ、前を向いて焦らずにしっかり治療に専念して下さい。祈っています。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2019年2月12日
また、そのほかにも多くのツイートが。
混乱している状況にも関わらずご自身のお言葉でメッセージを表明された事は、本当に本当に凄いこと。東京五輪を目前としたこのタイミング。ご本人が一番悔しいし、辛いはず。神は定期的に人に試練を与えますが人生に意味がない事はないと、今は回復に向け専念して頂きたい。
https://t.co/tAa4NZA8rC— 野口健(アルピニスト) (@kennoguchi0821) 2019年2月12日
驚きました。
本人はもっと驚いただろう。
みんなで祈りのパワーを送りたい。
それしかできないから。
早く良くなりますように!— LoveMaoBeauty (@maolove_beauty) 2019年2月12日
正直ショック…
早くよくなってほしい。https://t.co/Kwuuh5tOrU— KEN (@ken9212_1) 2019年2月12日
なんてことだ…
我々は祈ることしかできん…競泳女子の池江璃花子がツイッターで白血病を告白(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/snqbSGHFdo @YahooNewsTopics
— おおさかふみん (@Humin_Soken) 2019年2月12日
あかんよ(涙)あかんて(涙)
何てことしてくれるの神様は(涙)
一刻も早い復帰を祈ってます。
東京オリンピックに間に合わなくてもいいから、きっちり治してください(涙)競泳女子の池江璃花子がツイッターで白血病を告白(日刊スポーツ) https://t.co/Uqe7hkADsU
— toratoraron (@toratoraron) 2019年2月12日
最近まで元気な姿を見せていただけに、今回の発表には驚きを隠せません。しかし、しっかり治療すれば、また競泳で素晴らしい活躍を見せてくれるに違いありません。治療に専念して、また元気な姿が見れることを楽しみにしたいですね。