「やり抜く力」が「才能」を超越する? 究極の能力「GRIT」とは

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「努力」では超えられないと思われている「才能」。「自分にも、あんな才能があればなぁ」と思ったこともあるかもしれません。

しかし実は、そうではなかったようです。「才能」を超えられる能力が存在しました。それが「やり抜く力」です。

今回は、以下の1冊の内容をもとに、記事を書きたいと思います。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

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本書のテーマは、「やり抜く力」が人生を変えるというもの。

生まれ育った環境や遺伝子によって決まる「才能」ではなく、「やり抜く力」(GRIT)こそが、人生を成功に導く最強かつ最速の方法であることを解説しています。



「才能」だけでは成功できない

人はよく、その人の持つ才能を評価しがちです。

世の中は「才能」ばかり評価しようとする

例えば、次のような場面。

  • 高卒ルーキーにして、投手で160キロの速球を持ち、打者としてホームランを量産する選手を見る
  • 彼を見て、「素晴らしい才能だ」「彼は天才だ」と評価する

それ自体は間違っていません。

それでも、世界で活躍するアスリートなどの一流選手の毎日の習慣や努力は、並大抵のものではないものです。しかし私たちは、なぜかその人の「才能」を評価してしまいます。

本来ほめたたえるべきは「血のにじむような努力の積み重ね」。その結果、一流選手たちは、驚嘆するような成果を発揮しているのですから、本来その「努力」を評価すべきです。

人は本来の能力をほとんど生かしていない

本書の中で、次のように書かれています。

人間は自分の持っている能力をほとんど使わずに暮らしている。様々な潜在能力があるにもかかわらず、ことごとく生かせていない。自分の能力の限界に挑戦することもなく、適当なところで満足してしまう。

なぜ、「努力」ではなく「才能」を評価してしまうのでしょうか。

持っている才能をいくらでも伸ばすことができるのに、なぜすぐに「能力の限界」だと決めつけてしまうのか。

答えは、「そのほうが楽だから」。才能が成功の要因であると認めれば、努力することから離れられますし、そのほうが当人にとってあきらめがつく、いわば言い訳に過ぎないのです。

努力は「二重に」影響する

達成を得るには、努力が「二重に」影響します。

  • 努力×才能=スキル
  • スキル×努力=達成

ここで、

  • 「才能」とは、努力によってスキルの上達する速さのこと
  • 「達成」とは、修得したスキルを活用することによって得られる成果のこと

注目に値するのが、どちらにも「努力」がかかわっているという点。

つまり、「才能」に恵まれていても、「努力」を継続できない限り、スキルは上達せず、達成にも至らない、ということです。

一流の人は「当たり前」のことばかりしている

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人間のなす偉業も、「当たり前」のことを積み重ねた結果だ、と本書は述べています。

最高のパフォーマンスは、無数の小さなスキルや行動を積み重ねた結果として生み出される。それは本人が意識的に習得する数々のスキルや、試行錯誤する中で見出した方法などが、周到な訓練によって叩き込まれ、習慣となり、やがて一体化したものなのだ。やっていることの一つひとつには、特別なことや超人的なところは何もないが、それらを継続的に正しく積み重ねていくことで生じる相乗効果によって、卓越したレベルに到達できる。

つまり、偉業をなしえるのは「小さな積み重ね」「継続する努力」であるということです。

一流の人ほど、当たり前のことを小さく積み重ね続けるのです。

普通の人と偉大な人の違いは「動機の継続性」

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普通の人と偉大な人の違いは、「動機の継続性」だといいます。

  • 遠くの目標を視野に入れて努力している。
  • いったん取り組んだことは気まぐれにやめない。
  • 意志力の強さ、粘り強さ。
  • 障害にぶつかっても、あきらめずに取り組む。

結論として、

知能のレベルは最高でなくても、最大限の粘り強さを発揮して努力する人は、知能のレベルが最高に高くてもあまり粘り強く努力しない人より、遥かに偉大な功績を収める。

つまり、能力や知能に関係なく、継続的に取り組める姿勢こそが、成功するために特に必要である、ということなのです。

まとめ 成功に「才能」は不要 「やり抜く力」で超越しよう

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以上の記事をまとめてみます。

  • 才能があっても、努力できなければ成功しない
  • 努力は二重に影響する 才能だけではスキル上達も、達成も成しえない
  • 継続する動機を持ち続ければ、大きな功績を収めることができる

これからの生き方に役立つ、興味深い書籍です。

世の中で大きな成果を上げている人を見たとき、才能を評価するのではなく、これまでのちいさな積み重ねと努力を評価すべき。

そして、それは私たちにも達成可能なものである、ということを本書から理解することができます。

どんなに小さなことでも、積み重ねていけば、大きな成果が出るはずです。その意味で、この書籍はとても参考になるでしょう。

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「才能」ではなく、「やり抜く」力を身に着ける。これが、他の誰にも到達しえない領域に達するための、唯一の方法なのです。