イニエスタ入団会見 背番号8の三田に感謝を伝える その真摯な態度を会長絶賛!

24日、バルセロナでの最終戦を終え、退団したイニエスタ選手が来日し、入団が決定したヴィッセル神戸の三木谷会長とともに、記者会見に臨みました。
いよいよ、あの世界のスーパースター、イニエスタがJリーグで活躍する姿が見られそうです!
ところで、イニエスタ選手にとって、背番号8は非常に大切な番号。07-08シーズンから退団まで背負ってきた愛着のある番号なのです。
今回は、イニエスタ選手の背番号8にまつわる、心温まる出来事についてまとめてみたいと思います。
神戸では三田選手が背負っていた8番
ヴィッセル神戸の選手で、背番号8はすでに三田啓貴選手が使用していました。2017シーズンまでベガルタ仙台でプレーし、18シーズンから神戸へ移籍。「攻守における抜群の存在感」が買われ、神戸からオファーを受けた、活躍が期待される若手選手です。
出典:www.jleague.jp より
今後、神戸をけん引し、自身も日本代表として活躍することを夢見ている三田選手。そんな三田選手も、この「背番号8」には思い入れがあったことでしょう。
Jリーグの規約 「選手番号は途中変更は認められない」
しかし、背番号に関してJリーグのユニホーム要項には
「選手番号は事前にJリーグに登録しなければならず、シーズン途中の変更は認めないものとする。ただし、2種トップ可、特別指定選手制度により出場が認められた場合、この限りではない」
とあります。つまり、規定通りであればイニエスタ選手は背番号8をつけることができない、ということになるのです。
出典:web.gekisaka.jp
しかし、24日の三木谷会長との会見に登場したイニエスタ選手が手にするのは、神戸のユニフォームに「背番号8」。
会見後、神戸の関係者は、報道陣の取材に
「もともとバルセロナで8番ですので、その方向で調整中です」
と答え、
「(規定によると)シーズン途中で変更は出来ないので特例になるのでしょうか?」
という質問には、同関係者は
「それが特例なのか、今後、そうなるのかというのは、ちょっと分からないです。ただ影響力はあるんでしょうね」
と答えたということです。
イニエスタ本人から三田選手へ感謝の電話 「ありがとう」
イニエスタ選手は、会見後に背番号8をつけている選手がいないか、気にかけていたといいます。事情を知ると、自ら三田選手へ連絡したいと申し出たそうです。
そしてイニエスタ選手本人から三田選手へ直接電話をし、
「大切な背番号を譲ってくれてありがとう」
と感謝を伝えたといいます。
三木谷会長はツイッターで、
昨日の一番の感動 イニエスタが三田選手に自分から電話をして、大切な背番号を譲ってくれてありがとうと丁寧に話をしたこと。やはり我々の判断は間違ってなかったと思いました。
とイニエスタを絶賛。
連絡を受けた三田選手は、
「“背番号を譲ってくれてありがとう”と言ってくれた。(自分にとっての)憧れの選手なんで、逆に光栄です。“これから一緒にプレーできるのが楽しみです”ということと“W杯頑張ってください”と言いました」(スポーツニッポン取材から)
と、イニエスタ選手の思いやりに感激している様子でした。
三田選手にとって、イニエスタ選手は中学時代からのあこがれの選手だったようで、「早く一緒にプレーしてみたい」と目を輝かせていたようです。
出典:三木谷会長のツイッターから
イニエスタ選手の真摯な態度に、感動しますね。
イニエスタ選手は会見の質疑応答で、
「家族も今回日本に来れることを本当に喜んでいます。我々はこのプロジェクトのなかでもう一歩前進したいと思っています。このクラブ、Jリーグがアジア全体に広まるように力を貸したいと思っています。日本は私の大好きな国です。少しでも早く日本の文化に慣れたいと思います。」
―現在の日本のサッカーはどのように考えているでしょうか?
「日本のサッカーをリスペクトしています。選手もそうです。日本のサッカーの印象は技術が高く、よく考えてプレーしている。コンビネーションもよく使っていると思います。Jリーグについても日本代表についてもよく知っています。私は自分のサッカーをお見せするために日本に来ました。そうすることで日本のサッカーがより発展することを祈っています」
―日本の好きなところは?
「全部です。日本人の方々もとても好きです。重要なのはとにかく文化に溶け込むことです」
とコメントしていました。いよいよ、スーパースター、イニエスタが日本に来る!今から心待ちにしたいと思います!!