部活顧問「校舎80周走れ」 中2男子生徒が熱中症で倒れる

3連休初日の14日、日本各地は記録的な暑さに見舞われています!!
岐阜県多治見市では38.7度、京都市で38.5度、岐阜県の郡上市、揖斐川町で38.4度と、38度を超える酷暑。暑すぎる!!
そんな中、中学校の部活動中に顧問教諭の厳しすぎる指導によって、生徒が熱中症により搬送されるという事故が報道されています。
顧問の男性教諭 「校舎を80周走れ」
滋賀県の大津市で12日、赤尾町の市立南郷中学校において、男子ソフトテニス部に所属する中学2年の男子生徒が、顧問の男性教諭に
「校舎の周囲を80周走れ」
と指示され、脱水症状を起こして倒れたために緊急搬送されました。結果、熱中症と診断されたのです。
この事故を受け、同中学校の校長は謝罪し、「一歩間違えば生死にかかわる理不尽な指導だった。心からお詫び申し上げたい」と話しているといいます。
でも、なぜこのような「行き過ぎた指導」となってしまったのでしょうか?
「ミスが目立った」ために顧問が指導
顧問である男性教諭は、男子生徒が練習中、サーブミスが多く目立ったという理由で、そのような指示をしたといいます。
その際、顧問の教諭が
「何周走るんだ」
と尋ねると、生徒は
「4周」
と答えたのですが、教諭は
「それではあかん。80周走れ」
と指導したといいます。
生徒が走らされた校舎外周は、1周およそ230メートル。80周ともなれば、約18㎞もの距離となるのです。
実際、生徒が倒れたのは9周目だったといいます。
午後5時頃に、男子生徒が倒れているところを、校内で作業をしていた工事業者が発見し、病院へ緊急搬送。
まさに、発見が遅れれば命を落としていたかもしれなかった、そのような危険な状態だったのです。
当日の午後5時の大津市の気温は30.1度。かなりの高温です。
生徒はその後、その日の夜に退院し、13日は学校を休んで静養したといいます。
行き過ぎた指導に、ネット上では…
この事故に関して、現在ツイッター上で多くの意見が寄せられています。
これは指導ではない。
真夏に長距離を走らせるのは、もはや体罰だ。この教師は生徒の成長も、安全も考えていない。
しかも見つけたの工事業者って走らせた事も忘れてそうだな…
根性論とか、もういい加減にして欲しい。
不適切な指導をした罰としてその顧問に「校舎80周走れ」って思った人、どんぐらいいるのかなあ?
命にかかわる可能性もある。
これはもう指導ではないですよね。
酷暑の時期に校舎80周も走らせて見守りもしていなかったとか、殺人未遂で検挙すべきレベルの話だと思う。
世間知らずの時代遅れな教諭ほど
こんな程度の指導しかできない。
常識的に分かることすら理解できないこの中学校教諭は
子どもを指導する資格はない。
「すでに顧問を指導した」って、どんな指導だったんだろうか?校舎80周に匹敵する厳しい指導だったのだろうか?口頭注意程度ではまた繰り返されるぞ。
あほか
現在の教育現場では、行き過ぎた部活動指導や長時間練習など、大きな社会問題となっています。記録的な暑さとなっている今、またしてもこのような事故が発生してしまったのはとても残念です。根性で何とかなる、という時代はとうの昔に過ぎ去っているように感じます。生徒の技術向上や実力強化の前に、生徒の安全を配慮した部活動運営ができないのでしょうか。そうでなければ、現在の部活動自体、制度を考え直したほうが良いと思います。